旅立ちの日

今治城

朝早い電車に乗って羽田空港まで行く。飛行機で、松山空港まで。晴れていたので、空からは瀬戸内の島々がはっきりと見えた。海岸線がはっきりと見え、まるっきり地図の姿で、感動してしまった。飛行機嫌いの私には、考えられないくらいの飛行機エンジョイっぷり(笑)。

松山空港についたら、JR松山駅に向かうためリムジンバスに乗る。20分くらいしてJR松山駅に着いたら、そのまま今治(いまばり)へ。特急がしばらく来ない様子だったので、先に出る各駅停車の電車に乗った。が!途中で特急待ち20分。東京では考えられない(苦笑)。

昼ごろ今治に着き、有名な焼き鳥を食べよう!と思っていたのだけれど、夜しか焼き鳥のお店はやっていないとのこと。(´・ω・`)ショボーンしながら、うどん屋さんに入る。でもここのうどんが美味しかった!友達が関西はうどんが美味しいよ、と言っていたけど、なるほど頷ける。

昼食を取ったら今治城へ。地図を頼りに歩いて、それらしいものを発見。でも、地図と周りの景色がかみ合わない。道を歩いている中学生くらいの男の子達に、城を指差して「あれって、今治城ですよね?」と確認。すると「いえ、あれは家です。」と言われた。ええっ!?あれ、家なの!?友達と驚いて聞くと、彼らが困った顔をして、「はい」と答えた。岡の上にあるし、りっぱな城だったので、てっきり今治城だと思った。まさかあれが家だとは。。一体どんな人が住んでいるのだろうか。そして、何故城を建てたのか。謎は深まるばかりである。

まさか、ひとんちを見学する訳にもいかないので、今治城の方向を教えてもらった。私たちは地図を逆に見ていたらしい。バスに乗って、無事今治城に到着。観光客も2〜3組くらいしかいなくて、ゆっくりと回ることが出来た。今治城の受付のおっちゃんに、帰りのバスのことを尋ねると、親切に教えてくれた。がそのまま、おしゃべりが止まらない。人がいなくて相当暇だったのか、話好きだったのか。友人と思わず苦笑してしまった。

今治駅まで戻ったら、3駅隣の伊予三芳駅に。そこからタクシーに乗って、タオル美術館に行った。アクセスが不便な美術館ではあるけれど、世界初のタオルの美術館ということで、私も友人も楽しみにしていた。入館料800円で、入場券と同時にタオルももらえる。ちょっと得した気分♪期待を裏切らない展示で、とても面白かった。お土産も充実していたので、どちらかと言えば女性向けかもしれない。ただ私たちは閉館ギリギリに行ったので、あまり時間をかけて見ることが出来ず残念だった。

東京でも雪が降っていたらしいけれど、今治でも降っていた。四国は寒いよ、と徳島に住んでいる友人の言っていたことは本当だったな〜と思った。伊予三芳駅まで戻ったら、宿のある道後温泉駅まで2時間近くかけて戻る。途中、いまいち電車の乗り継ぎが分からないイタイケな乙女二人に、電車の運転手の若いお兄さんが、手取り足取り親切に教えてくれた。友人は「巨人の上原似だね」と言っていた。確かに。でも、あまりに親切で笑顔の素敵なお兄さんだったので、二人とも胸キュンしそうだった(笑)。いやー、旅ってイイネっ!!

宿に着いたらもう9時近く。すぐに夕飯にする。夕飯は、美味しいし見た目も綺麗で、大満足。でも量が多くて、四苦八苦。お腹が膨らんだまま、宿に付いている温泉に入って、この日は12時頃就寝した。