植物と人

植物を育てるようになってから、人の人生を植物の一生に重ねて考えるようになった。

  • 植物

ある程度質のよい土に種を撒かないと、植物は発芽しない。発芽したとしても、より成長を促進させるには、育ちのよい芽以外は、取ってしまう。その植物が最も育ちやすい環境を作り、水を与える。しかしあまりに構いすぎて、追肥したり、水をやりすぎると、植物は腐り始める。だから、程よい匙加減で、常に気には留めているけど、必要な時にだけ必要なものを与えるくらいがいい。悪い虫が付いたら、適切な方法で処理しなくてはならない。そして咲く花も、十人十色。やがて枯れるけど、新たな命に向け、種を残す植物がいたり、収穫をもたらす植物もいる。


  • 人(というか未来のベイビー)

きっと子供が生まれたら、最低限のものは与えてあげたいと思う。その子の沢山の可能性を見つけてあげたいけど、欲張ることなく、その子が楽しいと思うものだけを続けさせてあげたい。その子の性格にあった学校を選んで通わせたい。その子の教育には気をつかうけど、あまり干渉して「生きる力」を失った無気力な子供にはさせたくない。子供が全てではなく、私も私の人生を楽しんで生きたい。そしてその姿を子供に見せたい。でも、自分勝手に生きて子供を放任するのではなく、常に気には留めていて、子供が危険になった時は、手を差し伸べたい。周りの子供と比べないで、その子がその子の人生を幸せと思って生きてくれればいい。その子が子供を産むか産まないかは、その子次第だけど、自分の生きた証をどこかに残して欲しい。

なーんて理想論。言葉では簡単だけど、その一つ一つが難しいんだろうね。母の気持ちになって考えてみました。