自邸訪問
今日は、編入友達のツテで、
ある建築家の自邸を見学させてもらいに行きました。
鉄筋コンクリート造で、外観は雑居ビルのように無愛想。
でも中は、そこからは想像がつかないくらいの温かい空間。
なんでだろうな〜?と思ったんだけど
見学後に、本人から伺ったコンセプトを聞いて納得。
建築家は「決める」商売だけれども、
この住宅は機能を求めず「決めない」建築を作った。
床や本棚を可動式にし、しつらえを変えることができる。
住む人の生活の変化に沿い、
いくつものライフサイクルが営まれている。
コンクリートに囲まれているのに、
人と一緒に生きてて、生活がそこに根付いている建物だから、
こんなに居心地がいいのですね。
私は、もともとインテリア好きから建築の道に進んだ訳ですが
建築を勉強していると、インテリアと切り離されてしまっていて
「これが私のやりたいことだったのかな?」とふと思うことがあります。
ですが、この建物には
建築とインテリアを結ぶ答えのようなものが、
溢れているなぁと感じ、刺激を受けました。
※沢山写真は撮りましたが、プライベート空間ということもあり、当blogの写真掲載は最小限に・・・