自邸訪問

nonnonba2013-09-01

今日は、編入友達のツテで、

ある建築家の自邸を見学させてもらいに行きました。



鉄筋コンクリート造で、外観は雑居ビルのように無愛想。

でも中は、そこからは想像がつかないくらいの温かい空間。

なんでだろうな〜?と思ったんだけど

見学後に、本人から伺ったコンセプトを聞いて納得。

建築家は「決める」商売だけれども、

この住宅は機能を求めず「決めない」建築を作った。

床や本棚を可動式にし、しつらえを変えることができる。

住む人の生活の変化に沿い、

いくつものライフサイクルが営まれている。

コンクリートに囲まれているのに、

人と一緒に生きてて、生活がそこに根付いている建物だから、

こんなに居心地がいいのですね。


私は、もともとインテリア好きから建築の道に進んだ訳ですが

建築を勉強していると、インテリアと切り離されてしまっていて

「これが私のやりたいことだったのかな?」とふと思うことがあります。

ですが、この建物には

建築とインテリアを結ぶ答えのようなものが、

溢れているなぁと感じ、刺激を受けました。


※沢山写真は撮りましたが、プライベート空間ということもあり、当blogの写真掲載は最小限に・・・