Are you Happy?

私、最近よく友達に「今、幸せ?」って聞くんだけど(宗教の勧誘ではありません・笑)、同じようなことを英レスター大の研究者が調査していたらしい。以下、毎日新聞 2006年9月1日 東京朝刊より。

「あなたは幸せ?」と問われ、すぐに「はい」と答える日本人は少ないだろう。しかし、世界の幸福度ランキングで日本が178カ国で90番目と言われれば、多くの人が「なぜ、そんなに低い?」と驚くに違いない。英レスター大の研究者が、経済や健康面といった基礎データと各国民の意識などをもとに分析した結果である。ベスト3はデンマーク、スイス、オーストリアで米国23位、中国82位、ロシア167位など。日本の低迷はデータ面では上位だけど、国民の幸福実感が希薄なせいらしい。「幸せ」と言えない、幸せを感じにくいことについて、筑波大学の宗像恒次教授(健康行動科学)は「日本人の5割はきまじめで完ぺきを目指す執着気質で、また7割が不安を感じると悲観的な思い込みに走る妄想気質だから」と分析する。要するに、自信を持てない心配性の集まりなのだ。問題は、遺伝子レベルの話なので、変える手立てがないという点にある。いろんな国際調査で、将来への強い不安や、現状への満足度の低さが際立つのも、そのせいなのだ。ただ、ここでダメだなあ、と悲観に陥るのはまさに悪循環。長期のリスク管理に向くプラス面もあるので、「心配性の日本人が将来をあれこれと考えることが、世界に幸せをもたらすんですよ。人類が生き延びてきたのも、心配性の人がいたおかげですから」と宗像教授。ふーん。(経済部)


記者の最後の「ふーん。」がかなり気になるけど(笑)、面白い記事だよね。基本根暗な性格である私の感想としては、「遺伝子レベルって言われちゃ、仕方ないね」という感じです。でもまぁ自分がマイナス思考になりやすい事に気づいていることと、うちの会社にプラス思考の人が山ほどいて参考にする人が多い点では、よかったかなぁと思う。自分の不幸を糧にして嘆いて生きていくより、今の幸せを噛みしめて生きていきたいんだけどね。それが難しいのでございます。